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【弁護側事故鑑定人の鑑定能力について】 

 弁護側事故鑑定人、石川和夫氏(日本自動車事故解析研究所、所長)は講演会で、「タイヤ痕」について説明していますが、明らかにおかしなところがあります。

 「高知県警白バイ事故、解析講演会」
 http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=M0TsJH_IbnM(動画)
 http://www34.atwiki.jp/madmax_2007/pages/525.html(テキスト)
 1、(0:00-)左右でズレる痕跡の謎
 これはね、 「アッカーマン運動」 と言いまして、後輪の延長線上の或る点、ここを中心として左右に曲がるんですね
 ですから右の痕跡と左の痕跡というものは、必ず同心円を描くんですね
 でこれをパッと見て、御覧なると解ります様に、全然デタラメなんですね
 ・・・同心円を描いてない


 「アッカーマンの原理」とは、四輪車が旋回するとき、内側前車輪は外側よりやや強く偏向し、両輪の軸線の延長は後車輪軸線の延長上の一点に集中しなければならないという原理です。
 外輪より内輪の切れ角を大きくすることで、前後四輪の回転(旋回)の中心は同一点となり、車はスムーズに旋回することができます。
 このとき、四輪の描く軌跡は同心円となるのですが、これは、車が通常の旋回(定点旋回)をしているときの話です。

 (参考)
 アッカーマン理論曲線
 http://www.enjoy.ne.jp/~k-ichikawa/car_Ackerman.html

 逆に言うと、タイヤ痕(タイヤの軌跡)が同心円を描いていないということは、車が通常の旋回(定点旋回)状態ではないということになります。
 車が旋回中にタイヤのグリップを失うと、タイヤはそのままの軌跡(同心円)を維持することはできませんし、タイヤが横滑りしている状態では、回転(旋回)の中心点が動くので、タイヤ痕は同心円にはなりません。

 (参考)
 タイヤのグリップ力
 http://www.kurumano-gakko.com/drive/grip.html

 つまり、同心円ではないタイヤ痕は、タイヤが横滑りしていることを示しているのです。
 もちろん、円(弧)が大きくなれば同心円に近い形状にはなるのですが、少なくとも「パッと見て同心円ではないからデタラメ」という石川鑑定人の説明はデタラメです。

 バスの進行方向が変わったことは、検察側が提出した科捜研の算定書にもはっきりと書かれているのですから、同心円ではないタイヤ痕があり、後輪のタイヤ痕がないのならば、白バイの衝突によってバスの前輪が横滑りした可能性を考えるのが当然でしょう。

→【斜行スリップ説】
→【斜行スリップ説に対する疑問】
→【裁判ではタイヤ痕はどのように認識されていたのか?】
 
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