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【自賠責保険支払いの経緯について】 

 この件は民事賠償については、バスを運行していた仁淀川町と白バイ隊員の遺族の間で、和解が成立し賠償額が確定しましたが、その後の自賠責の支払いには時間がかかりました。

 自賠責が支払われないことについて、バスの運転手(以下、K氏)に対して、保険会社から「バスは無過失だから自賠責を支払えない」旨説明があったという話もありましたが、これが「無責事案」の説明だとするとおかしな話です。
 交通事故で一方当事者が無過失であるケースは稀であり、本件事故について言えば、K氏側の主張を全面的に認めたとしても5対5がせいぜいの事案ですし、自賠責は相手方に重過失(過失割合で7割以上)がない限り全額支払われます。

 (参考)
 自賠責の「重過失減額」って?
 http://www.jidousyahoken.com/2006/03/post_42.html
 過失割合ズバリ!単車と四輪車の事故
 四輪車が非優先道路から単車の直進する優先道路へ右折してきた場合
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/158.html
 四輪車が路外から道路に進入し、道路を直進する単車と接触した事故
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/169.html

 結局、自賠責は全額支払われました。
 支援者は、保険会社にまで疑念を抱いているようですが、これはハッキリ言って単なる「言いがかり」でしょう。

 その共済保険の言うことには「一般的に、損害賠償は、双方の損害・・・今回は人身に関する損害を合算した上で、それに過失割合を乗じて双方の保険屋が支払うっていうのが原則。今回過失割合がどのようになろうが、当共済保険として支払う金額は変わりない」つまりは、損害額の総計を支払うのは共済保険一社。だから、過失割合を争う必要が無いという説明をした。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/41215086.html

 保険会社のこの説明は、別におかしくはありません。
 和解によって決定した賠償額は、その後、過失割合を算定し減額されるものではありません。
 つまり、遺族に支払われる損害賠償の総額で、過失割合の算定によって決定された額ではありませんが、法的には、算定後の額と同じ扱いになります。
 この賠償額には自賠責分が含まれているため、その分は立替払いがされていた形になりますが、本件では、任意保険と自賠責が同じ保険会社だったため、支払い「額」について、保険会社間の争いが生じることはありません。
 しかし、支払い手続上は、任意保険と自賠責は別物です。
 自賠責の支払いが遅れたのは、改めて過失割合を算定(白バイ側に重過失がないことの確認)をしておく必要があったためでしょう。

 
 
 本件では、双方の保険が同じ保険会社(全国自治協会共済保険)であるため、損害額について、保険会社間の争いが生じることはありません。
 ただし、この損害額には自賠責分が含まれていて、自賠責は任意保険とは別会社の「ニッセイ同和」です。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/43763298.html

 自賠責分は自治協共済が立替払いをした形になり、後でニッセイに求償することになりますが、ニッセイは支払いに際して、過失割合を算定(白バイ側に重過失がないことを確認)しなければなりませんから、支払いが遅れたのはそのためでしょう。
 
  
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