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【量刑不当?】 

 K氏(バスの運転手)は、禁固1年4ヶ月の実刑判決を受けました。
 この点、刑が重すぎるのではないかという疑問が提示されており、弁護側も、二審において量刑不当を主張しています。

 確かに、被害者が死亡しているという重大事故ではありますが、裁判所もK氏の運転態様自体は無謀なものではないと認めていますから(地裁判決文 19/19)、執行猶予が妥当なようにも思われます。

 しかし、量刑には、被告人の態度(裁判での主張)も考慮されます。
 これが、事実関係を争ったというだけで刑が重くなったというのであれば問題なのですが、その争い方が、状況証拠すら示さずに警察による証拠捏造を主張したのですから、裁判官の心証が悪くならない方がおかしいでしょう。

被告人は、反省の弁を述べるものの、他方で、客観的証拠から認定できる事故の状況とは異なり、単なる記憶違いや思い違いとは言い難い独自の弁解に固執し、これに沿わない証拠はねつ造されたものであるなどと主張して、本件における自らの責任を否定しているのであって、過失によるものとはいえ、自己の行為によって人の死に至らしめたことに対する真摯な反省の情を示すところがない。
被害者を悼む遺族が、被告人のこのような言動を被害者を愚弄するものあるとして憤慨し、また、かかる言動によって苦しめられているというのは当然である。

(地裁判決文19頁)

(略)反省の情の点についてみると、既に説示したとおり、捜査には何の疑問もなく、また、被害者が警察官であれば、責任を免れるため殊更虚偽の供述をしても良いということはないから、被告人が、責任を免れるために明らかに不合理な供述をしており、真摯な反省の情に欠けていることを刑を重くする1つの理由とするのは正当である。
(高裁判決文23頁)

→【裁判での弁護について】
→【弁護過誤?】
 
 
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