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【白バイは速度超過だった?】 

 弁護側は、白バイが走行訓練中であった可能性を指摘し、速度超過(100km/h以上)だったと主張しています。
 走行訓練の主張については、具体的な根拠がないだけでなく、状況から考えても無理があります。
 また、速度超過がなければ白バイが事故を回避できないのは不自然であるという主張もありますが、必ずしもそうとは言い切れません。

→【白バイの違法訓練?】
→【白バイの速度と回避行動】

 弁護方針と言うことでは、弁護側の無罪の主張は、バスが止まっていた事を前提としていますが、検察側の主張はバスが動いていた事を前提にしているので、バスが止まっていれば、白バイの速度がどうであろうと関係なく「無罪」になります。
 バスが動いていたことを前提にすれば、白バイの速度が過失の有無に影響する事も考えられますが、弁護側はそのような主張はしていません。

→【バス側の過失について】

 白バイに速度超過があれば、「信頼の原則」(自己が交通ル-ルを守って運転している限り、他の車両も交通ル-ルを守るであろうことを信頼して運転すれば足りる)が適用され、バス側の過失が否定されるはずだという主張もありますが、バス側の横断右折行為は、横断等禁止違反(道路交通法25条の2第1項)に該当しますので、白バイの速度超過があったとしても「信頼の原則」は適用されません。

→【横断等禁止違反】

 (参考)
 信頼の原則について
 http://members.jcom.home.ne.jp/0110maito/monndai6.html

 結局、弁護側の白バイの速度超過の主張は、バス側の過失の有無を左右するものではなく、情状面で有利な事情に過ぎないということになります。

 裁判所は、白バイの速度は60km/hあるいはこれを若干上回る程度(地裁判決文16頁)と認定し、弁護側の主張を退けました。
 白バイの走行速度については、物的証拠はないので、弁護側と検察側のどちらの証言がより信頼性があるかということになりますが、弁護側証人が被告人と無関係の第三者であり、検察側証人が事故を目撃した白バイ隊員だったため、裁判所の判断は不公平だとする主張がなされています。
 しかし、弁護側証人の証言が採用されなかったのは、証言内容に曖昧で不自然な点があったからです。

→【弁護側証人の証言が採用されなかった理由】
→【事故を目撃した白バイ隊員の証言について】
 
 
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