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【実況見分と写真捏造疑惑】 

本件事故の約21分後の平成18年3月3日午後2時55分から同日午後5時17分まで本件現場において実況見分が行われた。被告人は、本件事故直後から本件現場にとどまっていたが、本件事故の約30分後の同日午後3時4分に逮捕され、警察署に引致され、同日午後4時15分~午後4時48分まで本件現場に戻り、改めて実況見分に立ち会った。被告人が本件現場に戻った時には、既に被告人運転車両等は現場から撤去されていた。
(地裁判決文5頁)

 弁護側は、バスの運転手(以下、K氏)の逮捕は不当であり、逮捕引致したのは現場でタイヤ痕を捏造するために、K氏を現場から遠ざけるためであったと主張しました。
 また、K氏が現場に戻ってからの実況見分では、警察はK氏を警察車両に乗せたまま立ち合わせたのですが、これも不当であると主張しています。
 これに対する裁判所の判断は以下の通りです。

(略)本件は、交通事故によって被害者が死亡した重大事件であり、事案の見通しが未だ流動的である捜査の初期段階において、逃亡や口裏合わせなどの証拠隠滅が懸念される状況にあったと認められ、実際には拘留されずに釈放されたことを考慮に入れても、当時被疑者であった被告人を逮捕したことが不当であったとはいえない。そして、逮捕した被疑者を警察に引致せねばならないのは当然のことである(略)
(地裁判決文9頁)

また、逮捕後の被告人を実況見分に立ち合わせた際には、押送車両の周辺にテレビカメラを携えた報道関係者と思わしき人物がいたと認められ、警察官が、被告人が身柄拘束を受けてる姿を人目にさらさないように配慮し、押送車両内から指示説明をさせたとしていることについても、そこに違法不当な目的があったとは窺がわれない。
(地裁判決文11頁)

(略)被告人に重大な過失があることが推認させる上、重大な結果を招いたから、その刑を免れるために逃亡するおそれがある。また、その(略)刑を免れるために教員らに働きかけ罪証を隠滅するおそれもある。さらに、本件が重大事案であることに照らし、逮捕の必要性があり、後日、身柄を釈放したからといって、その必要性がないとは言えない。(略)次に、被告人を逮捕した以上、直ちに引致しなければならないのであり、逮捕しながら引致せずに実況見分に立ち会わせることは違法である(刑訴法202条)。そして、被告人は、引致や弁解録取等の法定の手続を経た後、衝突現場でスリップ痕様のもの等の確認等をしているが、その段階では逮捕されており、多くの者が通行する国道での確認等において、所論のような態様を用いたからといって、違法あるいは不当であったとはいえない。
(高裁判決文9-10頁)

 弁護側の主張では、タイヤ痕の捏造は、K氏が逮捕引致されて現場から離れてる間です。
 ところが、検察側が証拠として提出した写真の中に、運転席にK氏が座っているバスの写真があり、そこには問題のタイヤ痕も写っています。
 警察が現場検証を始めてからK氏が逮捕引致されるまでは9分間です。
 その間に、飲料水と刷毛を用意して、タイヤ痕を描くというのは、さすがに時間的に無理があると考えたのか、この写真は警察によって捏造されたものであるという支援者の主張があります。

 その一つは、無人のバスの写真にK氏を合成したという話です。
 これは、K氏本人も、事故後バスに乗ったていない(記憶がない)と主張しており、雑誌に全く同じ構図の無人のバスの写真が掲載されたことで、支援者の間ではかなり盛り上がったようです。
 しかし、無人のバスの写真の「真相」は、支援サイトの管理人氏が、自分で加工した(運転席のK氏を消した)写真を雑誌社に間違って提供していたというものでした。

皆様・・・・
その写真の件でございますが・・・大変申し訳ありません。
SPAの写真を提供したのは支援する会の依頼を請けた私です。
その中に問題の写真が含まれていたのは間違いありません。
現場写真が入手できた07年6月ごろに、現場写真にいろいろと書き加えたり、消したりの修正を加えて、どの程度まで精巧にできるのかを試していました。
私のミスでその中の一枚がSPAに提供した物の中に紛れ込んでしまった。
これがことの事実です。もちろんSPAはこのことを知らないまま掲載したのです。
今朝方、出勤間際に片岡さんのブログで話題にっていることを知りました。
もっと早く事の次第を皆様にお伝えしなくてはならなかったのですが、遅れてしまいもうしわけありません。
皆様、SPAの担当者様。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません
2008/9/16(火) 午後 10:15 [ littlemonky737 ]

http://blogs.yahoo.co.jp/zassou1954/44144564.html

 もう一つは、タイヤ痕を合成したという話です。
 しかし、後から写真で合成するならば、そもそも現場でタイヤ痕を描く必要などありません。
 タイヤ痕の合成写真は、国賠請求訴訟での原告(K氏)の主張でもありますが、警察が現場で飲料水等を使ってタイヤ痕を描いたという話は、なかったことになったのでしょうか?

生田暉雄弁護士の記者会見・要旨
現在は、パソコンによって、その気になれば、いくらでもハイテク偽装ができるわけなんです。
(略)証拠写真などは、パソコン操作で、いくらでも偽装できるのです。「当日、現場には、多くの人がいたから偽装などできない」などということは、今の時代には言えないことなんです。

http://www.news.janjan.jp/area/0903/0903129263/1.php
 
→【合成写真?】

 (追記)
 弁護側は、前述のように、逮捕引致したのは現場でタイヤ痕を捏造するために、K氏を現場から遠ざけるためであったと主張しています。
 つまり、弁護側の主張によれば、現場でバスとK氏とタイヤ痕が同時に写っている写真は、存在していないことになります。
 しかし、裁判では、弁護側の主張によれば存在していないはずの写真が証拠として提出されています。
 そして、それらの写真がタイヤ痕捏造を否定する根拠となったわけですが、弁護士やK氏は、その写真を見たときに、おかしいと思わなかったのでしょうか?
 実際、写真捏造は、刑事裁判では主張されていません。
 これは非常に、不可解です。

→【再審請求/三宅鑑定】
→【三宅鑑定/ネガ複製疑惑】
→【三宅鑑定/合成写真疑惑】 
→【三宅鑑定/ドット痕の有無】
 
 
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