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【県警の対応】 

 バスの運転手は県警による証拠の捏造を主張し、判決確定後、県警に対し公開質問状で説明を求めましたが、事実上、無視されています。
 http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/45398635.html
 支援者は、やましい事がないのならば説明できるはずだとか、タイヤ痕が付く事を証明しろ、などと主張していますが、警察の立場を考えれば、証拠の捏造がなくても、これは無理な話です。

 この件は、最高裁まで争われて有罪が確定しています。
 裁判で確定した案件について、被告人が納得できないからといって警察に説明を求め、警察がこれに応えてしまったら、司法上、既に「終わった」案件を、司法の手続によらずに蒸し返すことになってしまいます。

 支援者が言うように、証拠が捏造されたことが「明白」であるというならば、再審に訴えるべきです。
 自らは証拠捏造の事実を証明せずに、相手に「捏造していないなら証明しろ」と言うがごときは、単なる「言いがかり」に過ぎませんし、こんな話がまかり通ったら、裁判が確定しても「証拠が捏造された」といつまでも騒ぎ続けることができます。
 これは、司法制度を否定するのと同じ事です。

 警察の立場からすれば、「裁判の結果が全てです」としか答えようがないでしょう。
 
 
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【検察審査会の判断について】 

 タイヤ痕の捏造について、バスの運転手(以下、K氏)は証拠隠滅等があったとして被疑者不明で高知地検に刑事告訴しています。
 告訴の事実と立証資料は以下の通りです。
 http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/34508937.html

一、告訴の事実
(略)被告訴人は白バイの高速訓練走行を隠しバスの一方的な過失により本件事故が発生したように見せかけるため、バスの左右前輪の後部にスリップ痕様の模様を描き(略)偽装工作を行った。

一、立証資料
① スリップ痕等解析書(略)
② バス走行実験映像
③ テレビ各局報道放送ビデオ(略)
④ 交通街頭活動中の殉職・受傷事故防止対策の推進強化について(通達文書)


 しかし、これで犯罪の嫌疑があるというのも無理な話でしょう。

 告訴の事実→【警察の隠蔽工作?】
 立証資料①→【タイヤ痕の謎?】
 立証資料②→【走行実験について】
 立証資料③→【マスコミ報道について】
 立証資料④→【白バイの違法訓練?】

 地検は不起訴とし、K氏は検察審査会に意義申立てをしました。
 審査会の結論は「不起訴不当」で、これは、正直言って予想外で驚きましたが、決議文を読んで納得できなくもないと思いました。
 決議文には以下のようにあります。
 http://littlemonky737.blog90.fc2.com/blog-entry-87.html

本件不起訴記録及び審査申立書を精査し。慎重に審査した結果は次のとおりである。
(1)検察官は、衝突現場の写真撮影報告書及び実況見分調書添付の写真及びネガフィルムを鑑定、分析するなどの捜査を行う必要があると思われる。
(2)検察官は、衝突現場にはバス車内の同乗者のほか野次馬等もいる中、ねつ造しうる状況ではなかった、という先入観を基に捜査の結論に導いているのではないか。
(3)バスの同乗者などの供述も参考にする必要があると思われる。
(4)申立人が実施した走行実験による鑑定結果に対して、検察官は別の専門家による検証を踏まえ、反論を行う必要があるのではないか。
(5)被疑者を特定するための捜査を行った形跡が認められない。
以上の様に、当検察審査会が指摘した事項は、検察官において、改めて検討したとしても、新事実の発見やその証明がなされるかどうか、期待されるところは少ないかもしれない。
しかしながら、それでもなお捜査が尽くされていないという感を完全に拭い去ることはできず、検察官の判断は市民の感覚として納得できない。


 マスコミでの取り扱いやネット上の論調を意識しているかのような内容です。
 一方で捜査の必要性を指摘しながら、他方で、新事実の発見やその証明がなされるかどうか、期待されるところは少ないかもしれない、とありますから、審査会も嫌疑濃厚な事案だと考えているわけではなさそうです。
 おそらく、巷で言われている「疑惑」に対して答えるべきだということなのでしょう。

 地検は再び不起訴で、時効目前だったためか、K氏側からの再度の不服申立てはありませんでしたから、どのような再捜査が行われたのかのは、わからないままとなりました。
 これは残念なことですが、「真相」は、現在進行中の国家賠償訴訟で明らかになっていくでしょう。

 ※ 国家賠償請求訴訟は、2012年11月9日付で敗訴が確定 
 
 

【県議会報告書の疑惑?】 

 支援者は、高知県警が高知県議会総務委員会に提出した報告書について、捜査も進んでいない事故当日に報告文書を作成し、警察庁に殉職事故として、報告した「疑い」があると主張しています。
 http://littlemonky737.blog90.fc2.com/blog-entry-164.html

 報告書には、事故状況について説明があり、白バイ隊員が殉職したこと、バス側の過失が大きい可能性があると記載があります。

(略)道路西側に隣接するレストランの駐車場から国道を横切って右折南進しようとした大型のスクールバスに衝突され、殉職したものであります。
(略)
今回の事案は、相手方の過失が大であると考えられますが、そうした事案が発生したことは痛恨のきわみであり、まことに残念であります。


 事故状況については、実況見分が終われば報告書にまとめる事ができますし、白バイ隊員は職務中に起きた事故で死亡したのですから殉職ですし、実際、バス側の過失が大きい可能性が高い事故です。

 (参考)
 過失割合ズバリ!単車と四輪車の事故
 四輪車が非優先道路から単車の直進する優先道路へ右折してきた場合
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/158.html
 四輪車が路外から道路に進入し、道路を直進する単車と接触した事故
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/169.html

 バスが動いていた物的証拠はタイヤ痕以外にもありますし、タイヤ痕が本物(警察によって捏造されたものでない)ならば、県警の報告書は疑惑でもなんでもなんでもありません。

→【バスが動いていた物的証拠】
→【斜行スリップ説】

 疑い出せば切りがありませんが、陰謀論ではあるまし、何でもかんでも疑えばいいというものでもないでしょう。
 結局、支援者が主張する疑惑は、タイヤ痕が捏造であると言う弁護側の主張(情報)に基づいて始めて疑惑足り得るものなのですが、そもそも、その主張自体が疑問だらけなのです。

→【警察の隠蔽工作?】
 
 

【自賠責保険支払いの経緯について】 

 この件は民事賠償については、バスを運行していた仁淀川町と白バイ隊員の遺族の間で、和解が成立し賠償額が確定しましたが、その後の自賠責の支払いには時間がかかりました。

 自賠責が支払われないことについて、バスの運転手(以下、K氏)に対して、保険会社から「バスは無過失だから自賠責を支払えない」旨説明があったという話もありましたが、これが「無責事案」の説明だとするとおかしな話です。
 交通事故で一方当事者が無過失であるケースは稀であり、本件事故について言えば、K氏側の主張を全面的に認めたとしても5対5がせいぜいの事案ですし、自賠責は相手方に重過失(過失割合で7割以上)がない限り全額支払われます。

 (参考)
 自賠責の「重過失減額」って?
 http://www.jidousyahoken.com/2006/03/post_42.html
 過失割合ズバリ!単車と四輪車の事故
 四輪車が非優先道路から単車の直進する優先道路へ右折してきた場合
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/158.html
 四輪車が路外から道路に進入し、道路を直進する単車と接触した事故
 http://kashitsu.e-advice.net/car-aut/169.html

 結局、自賠責は全額支払われました。
 支援者は、保険会社にまで疑念を抱いているようですが、これはハッキリ言って単なる「言いがかり」でしょう。

 その共済保険の言うことには「一般的に、損害賠償は、双方の損害・・・今回は人身に関する損害を合算した上で、それに過失割合を乗じて双方の保険屋が支払うっていうのが原則。今回過失割合がどのようになろうが、当共済保険として支払う金額は変わりない」つまりは、損害額の総計を支払うのは共済保険一社。だから、過失割合を争う必要が無いという説明をした。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/41215086.html

 保険会社のこの説明は、別におかしくはありません。
 和解によって決定した賠償額は、その後、過失割合を算定し減額されるものではありません。
 つまり、遺族に支払われる損害賠償の総額で、過失割合の算定によって決定された額ではありませんが、法的には、算定後の額と同じ扱いになります。
 この賠償額には自賠責分が含まれているため、その分は立替払いがされていた形になりますが、本件では、任意保険と自賠責が同じ保険会社だったため、支払い「額」について、保険会社間の争いが生じることはありません。
 しかし、支払い手続上は、任意保険と自賠責は別物です。
 自賠責の支払いが遅れたのは、改めて過失割合を算定(白バイ側に重過失がないことの確認)をしておく必要があったためでしょう。

 
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【マスコミ報道について】 

 TVメディアでこの事故を報道しているのは、テレビ朝日と系列ローカル局のKSB(瀬戸内放送)です。
 最初にこの事故を扱ったのはKSBのようです。

 テレビ朝日
 http://www.tv-asahi.co.jp/
 ドキュメンタリ宣言「なぜ私が収監されるのか~高知白バイ事故の真相~」
 http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/story.html

 瀬戸内海放送(KSB)
 http://www.ksb.co.jp/index_pc.asp
 →[地域ニュース]→[シリーズ]→[高知白バイ衝突死]
 http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7

 内容については、弁護側の主張ほぼそのままです。
 確かに、被告人が裁判で事実と異なる主張をしたが、認められずに有罪となった、という話では、報道する価値がありません。
 そういう意味では、弁護側寄りで、警察による証拠捏造(これが事実なら大スクープです)を追及するというTV局側の方針も、わからないではありません。

 しかし、「報道」として扱う以上、「事故の真相」(どのような事故であったのか)は重要な事だと思います。
 本来ならば、報道側が中立な立場で、独自に専門家に事故鑑定を依頼したり、意見を聞いたりして(これらは事故報道では普通に行われていることですが)、そこで、バスが止まっていた(可能性が高い)と結論付けた上で、警察による証拠捏造の追及という方向へ話を展開していくべきではないでしょうか?

 それに、事故鑑定を行い、バスが止まっていた(可能性が高い)と結論が出てくれば、K氏が無罪である(可能性が高い)という証明になりますし、証拠に人為的な介入があったことを示唆する証拠にもなります。
 しかし、テレビ朝日もKSBも、弁護側と同じく、独自の事故鑑定をしていません。

→【裁判での弁護について】

 番組製作スタッフは、どこまで独自の調査をしたのでしょうか?
 裁判で弁護側が事故鑑定を行わなかったことを不思議に思わなかったのでしょうか?
 弁護側の走行実験や事故鑑定人の説明が的外れなものだということに気が付かなかったのでしょうか?
 そもそも、判決文を読んでいるのでしょうか?

 (追記)
 警察による証拠捏造が事実ならは、大事件であるにもかかわらず、この件に関しては、ほとんどのマスコミが取り上げていません。
 これはどういうことでしょうか?

 支援者によれば、警察権力に逆らえない情けないマスコミやジャーナリストということになるようですが、単に、バス側の主張を鵜呑みにしなかったというだけのことでしょう(報道に携わる者なら当然のことだと思います)。
 バス側の主張の疑問点の数々はこのブログの記事に書いている通りですが、ネット上の情報を調べただけでも、これだけ多くの疑問が出てくるのです。

 私の個人的な感覚からすれば、それらの疑問に触れることも無く、バス側の主張ほぼそのままの内容で「報道」したり、「ジャーナリスト」や「弁護士」や「評論家」の肩書きを持つ人間が、それを「追認」するかのようなコメントをするという、その姿勢の方がむしろ驚きです。

→【テレビ朝日ザ・スクープSP「誤報」問題】
→【KSBディレクター山下氏とジャーナリスト柳原氏にメールを送りました】

※(敬称略、順不同)
ジャーナリスト 報道関係 評論家

柳原三佳
http://mikay.blog44.fc2.com/blog-entry-699.html

山下洋平
http://www.ksb.co.jp/company/recruit/interview01.html
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797353899

長野智子
http://yaplog.jp/nagano/archive/331

大谷昭宏
http://homepage2.nifty.com/otani-office/office/otani.html
http://matome.naver.jp/odai/2130028162950307701/2130028170850309803

鳥越俊太郎
http://www.shuntorigoe.com/
http://www.j-cast.com/tv/2008/09/10026618.html

有田芳生
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/11/post_3def.html

志村建世
http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=1811446

高田昌幸
http://newsnews.exblog.jp/10057420/

志葉 玲
https://twitter.com/reishiva/status/456378363003682816

林 克明
https://twitter.com/hayashimasaaki/status/477984704159678465

天木直人
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/post_2841.html

弁護士

紀藤正樹
http://kito.cocolog-nifty.com/topnews/2008/12/post-d2e6.html

矢部善朗
http://www.yabelab.net/blog/2007/10/31-172959.php

林 朋寛
http://bengoshi884.ti-da.net/e2598750.html

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