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【テレビ朝日ザ・スクープSP「誤報」問題】 

 
 事故当時、バスに乗っていた生徒が車内で撮影した写真があります。
 この写真は、運転手側が刑事裁判の二審で高裁に提出しましたが、証拠調べはなされませんでした。

→【車内で撮影された写真】

 しかし、この写真は、テレビ朝日が報道番組で、写真を撮影した生徒の証言とともに、「スクープ」として報じています。

「警察が証拠をねつ造?白バイ隊員"事故死"の真実」テレビ朝日「ザ・スクープスペシャル第21弾」2007年12月9日放送
http://www.youtube.com/watch?v=ju1SsyKvYTg

6.22-
(長野智子キャスター)
この最大の争点が事故が起こった瞬間のバス動きなんです
つまり動いていたか止まっていたか
止まっていたとする被告側の証人がバスに実際に乗っていた生徒や、バスの後ろで車を運転していた校長先生ですね

9:39-
(長野智子キャスター)
そしてもう一つなんですがスクープ証言があります
私達は、新たに事故直前にバスの中で撮影されたという一枚の写真を入手しました
そこに浮かび上がった真実とは

9:51-
(ナレーション)
ここに事故直前にバスの車内で撮影された一枚の写真がある
この見えている景色は、バスが道路に進入する時と、ほぼ一致する

10:07-
(テロップ)
写真を撮影した生徒
Q.写真を撮った場所は分かる?
ここで、もうちょっと右に切ってる ハンドルを
Q.その時バスは?
止まってました
Q.止まっていたと分かるのは どうして?
振動があって(写真が)撮れないから 止まったときに撮っていたんで
振動があったら きれいに取れない、こんなに
Q.この場所 間違いない?
間違いない

10:40-
(ナレーション)
実験のように、検察の言う時速5~10キロを出し、急発進急ブレーキを行う中でこんな写真が撮れるものなのか
車内で後ろを向いたり立って友達と騒いでいたりしていたという生徒達もしそんな状態で急ブレーキを踏んだら、誰も気付かないとは考え難い


 番組全体を見る限り、バス車内で撮影された写真と生徒の証言は、事故直前に、運転手側が主張する右折待機中に撮影されたものであるかのように報じられています。
 しかし、ナレーション(9:51-)にもあるように、撮影されたのは「バスが道路に進入する時」であり、生徒もそのように証言しています。
 この写真の撮影位置が、運転手側が主張する右折待機位置でなかったことは、運転手側も、番組放送前の07年11月に確認しています。

その写真の撮影位置を解析すればバスの停車位置がわかるというものだ。
それに異論はない。もちろん、私達もその写真の存在が分かった時、2007年だったか・・その当時は色めき立った。
撮影者が生徒であったから、なおさら慎重に現場で検証した。 同じバスを使い、撮影者も被写体となった生徒も同一人物を使い、それぞれ同じ座席位置から、ファインダを覗いては、手元の撮影写真と見比べては撮影を繰り返した。
その結果、撮影された写真は、路上で撮影されたモノでないのは明らかという事が判明した。
(略)
写真撮影位置については、控訴審終了後の2007年11月の弁護側現場検証の結果、撮影位置は歩道上で停止中に撮影されたものという結論に至っている。

http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/69152786.html

 テレビ朝日の、生徒がバス車内で撮影した写真に関する「スクープ」は、バスが止まっていたという結論先にありきで、事実を意図的に捻じ曲げた「誤報」なのではないでしょうか?

→【マスコミ報道について】
 
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【マスコミ報道について】 

 TVメディアでこの事故を報道しているのは、テレビ朝日と系列ローカル局のKSB(瀬戸内放送)です。
 最初にこの事故を扱ったのはKSBのようです。

 テレビ朝日
 http://www.tv-asahi.co.jp/
 ドキュメンタリ宣言「なぜ私が収監されるのか~高知白バイ事故の真相~」
 http://www.tv-asahi.co.jp/d-sengen/story.html

 瀬戸内海放送(KSB)
 http://www.ksb.co.jp/index_pc.asp
 →[地域ニュース]→[シリーズ]→[高知白バイ衝突死]
 http://www.ksb.co.jp/newsweb/indextable.asp?tid=4&sid=7

 内容については、弁護側の主張ほぼそのままです。
 確かに、被告人が裁判で事実と異なる主張をしたが、認められずに有罪となった、という話では、報道する価値がありません。
 そういう意味では、弁護側寄りで、警察による証拠捏造(これが事実なら大スクープです)を追及するというTV局側の方針も、わからないではありません。

 しかし、「報道」として扱う以上、「事故の真相」(どのような事故であったのか)は重要な事だと思います。
 本来ならば、報道側が中立な立場で、独自に専門家に事故鑑定を依頼したり、意見を聞いたりして(これらは事故報道では普通に行われていることですが)、そこで、バスが止まっていた(可能性が高い)と結論付けた上で、警察による証拠捏造の追及という方向へ話を展開していくべきではないでしょうか?

 それに、事故鑑定を行い、バスが止まっていた(可能性が高い)と結論が出てくれば、K氏が無罪である(可能性が高い)という証明になりますし、証拠に人為的な介入があったことを示唆する証拠にもなります。
 しかし、テレビ朝日もKSBも、弁護側と同じく、独自の事故鑑定をしていません。

→【裁判での弁護について】

 番組製作スタッフは、どこまで独自の調査をしたのでしょうか?
 裁判で弁護側が事故鑑定を行わなかったことを不思議に思わなかったのでしょうか?
 弁護側の走行実験や事故鑑定人の説明が的外れなものだということに気が付かなかったのでしょうか?
 そもそも、判決文を読んでいるのでしょうか?

 (追記)
 警察による証拠捏造が事実ならは、大事件であるにもかかわらず、この件に関しては、ほとんどのマスコミが取り上げていません。
 これはどういうことでしょうか?

 支援者によれば、警察権力に逆らえない情けないマスコミやジャーナリストということになるようですが、単に、バス側の主張を鵜呑みにしなかったというだけのことでしょう(報道に携わる者なら当然のことだと思います)。
 バス側の主張の疑問点の数々はこのブログの記事に書いている通りですが、ネット上の情報を調べただけでも、これだけ多くの疑問が出てくるのです。

 私の個人的な感覚からすれば、それらの疑問に触れることも無く、バス側の主張ほぼそのままの内容で「報道」したり、「ジャーナリスト」や「弁護士」や「評論家」の肩書きを持つ人間が、それを「追認」するかのようなコメントをするという、その姿勢の方がむしろ驚きです。

→【テレビ朝日ザ・スクープSP「誤報」問題】
→【KSBディレクター山下氏とジャーナリスト柳原氏にメールを送りました】

※(敬称略、順不同)
ジャーナリスト 報道関係 評論家

柳原三佳
http://mikay.blog44.fc2.com/blog-entry-699.html

山下洋平
http://www.ksb.co.jp/company/recruit/interview01.html
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4797353899

長野智子
http://yaplog.jp/nagano/archive/331

大谷昭宏
http://homepage2.nifty.com/otani-office/office/otani.html
http://matome.naver.jp/odai/2130028162950307701/2130028170850309803

鳥越俊太郎
http://www.shuntorigoe.com/
http://www.j-cast.com/tv/2008/09/10026618.html

有田芳生
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2007/11/post_3def.html

志村建世
http://pub.ne.jp/shimura/?entry_id=1811446

高田昌幸
http://newsnews.exblog.jp/10057420/

志葉 玲
https://twitter.com/reishiva/status/456378363003682816

林 克明
https://twitter.com/hayashimasaaki/status/477984704159678465

天木直人
http://www.amakiblog.com/archives/2015/01/post_2841.html

弁護士

紀藤正樹
http://kito.cocolog-nifty.com/topnews/2008/12/post-d2e6.html

矢部善朗
http://www.yabelab.net/blog/2007/10/31-172959.php

林 朋寛
http://bengoshi884.ti-da.net/e2598750.html

上記ジャーナリスト、弁護士、評論家各位
この記事は、コメント欄を開放しています。
非公開コメントも可能ですので、連絡先を教えていただければ、こちらの氏名住所等をお知らせします。

 

【KSBディレクター山下氏とジャーナリスト柳原氏にメールを送りました】 

 弁護側の主張をほぼそのままの内容で、報道番組を制作し本も出版した瀬戸内海放送(KSB)の山下洋平氏と、週刊誌等に記事を書いているジャーナリスト柳原三佳氏にメールを送りました。

(件名)「高知白バイ事故」裁判における「弁護過誤」の証拠

こんにちは。
「高知白バイ事故」の考察検証ブログ「高知白バイ事故は本当に冤罪か?」の管理人をしている保冷所です。

このところ、再審請求に向けた動きが活発になっているようですが、そもそも、本件の刑事裁判については、弁護側の主張が真実であると考えた場合、その弁護活動は、無実を勝ち取るためのものとしては、非常に不可解なものであり、これは「弁護過誤」であると評価しうる確証が得られました。

まず、以下の支援者のブログをごらんください。
http://littlemonky737.blog90.fc2.com/blog-entry-259.html

ここにアップされている科捜研の算定書(一部)には、バスの重心点の移動方向(角度)が、衝突により変化したことを前提に計算を行っていることが明記されています。

この点は、地裁判決文(14-15頁)には以下のように言及されています。
(以下引用)
(略)被告人運転車両の重心点の進路がずれる角度については、本件現場で撮影されたステレオ写真等を基にスリップ痕及び路面擦過痕の位置関係から被告人運転車両の前輪の進路がずれる角度を15度と認め、さらに被害者運転車両の速度が被告人により有利に算出されるように当該角度を25度とする場合も想定し、これを基に幾何学的検討をして重心点の移動角度をそれぞれ4度又は6度としており(略)
(引用了)

また、裁判に提出された写真では、バスのフロントタイヤは、ほぼ真っ直ぐの状態です。
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/25491120.html

つまり、裁判に提出された証拠からわかることは、
・前輪の進路がずれる角度は15~25度
・重心位置の移動角度は4~6度
・前輪の向きはほぼまっすぐ
であり、このような条件を満たすバスの動きとして考えられるものは、衝突の衝撃で、前輪が横滑り(スリップ)を起こしたというものです。

また、以下のブログは、警察に批判的な方が、タイヤ痕の形状を分析したものです。
http://hachiman-kumori.blog.so-net.ne.jp/2010-02-09

管理人氏は、タイヤ痕とバスの前輪の軌跡は一致しないという見解ですが(私の見解は、コメント欄をご覧ください)少なくとも、タイヤ痕が横滑り痕に極めて近い形状であることは、図を見れば一目瞭然でしょう。

つまり、もし、証拠となったタイヤ痕が捏造されたものであるとするならば、これは、「急ブレーキのロック痕」ではなく、「横滑りのスリップ痕」として捏造されたものであり(しかも、現場で短時間で行ったとしたら、神業的に正確な形状を再現したことになります)科捜研も「横滑りのスリップ痕」として算定作業を行い、裁判に証拠として提出されたということなのです。

ここで問題なのは、以上のようなことは、事故鑑定人ならば、少なくとも科捜研の算定書を見た段階で、当然気づいてしかるべきだということです。

ところが、弁護側は、タイヤ痕は「急ブレーキのロック痕」(として捏造されたもの)であるとして、形状がおかしいとか、衝突の影響を完全に無視した急ブレーキ実験を「再現実験」と称し、その結果(1mのタイヤ痕は残らなかった)が「捏造」の証拠であるとか、主張しました。
これが、いかに的を外したものであるかは、もはや説明の必要はないでしょう。
タイヤ痕に関する認識が、そもそも間違っているのです。

本来ならば、警察・検察の説明がどうあれ、タイヤ痕は「横滑りのスリップ痕」であるとした上で、白バイの衝突ではバスが横滑りを起こすことはない、ということを証明すべきだったのです。
(つまり、タイヤ痕は本件事故とは無関係に形成されたものであるということです)

この証明は「PCクラッシュ」のような交通事故解析ソフトを使えば、容易に可能です。
ご存知のように、事故解析ソフトは入力するデータによって結果が変わってきますが、逆に言うと、シミレーションによってバスが横滑りを起こさない条件を絞り込むことができます。
この条件が、弁護側の主張する事故形態と一致すれば、無罪の強力な証拠となるわけです。

貴方が片岡氏の無罪を信じているならば、弁護士と事故鑑定人に、以上のことを聞いてみてください。
おそらく、彼らは明確な説明をすることができないでしょう。

彼らには、交通事故の事案を扱うだけの能力がなかったと言わざるを得ません。
片岡氏が再審無罪を望むなら、交通事故案件で実績のある弁護士と事故鑑定人に、改めて依頼をすべきでしょう。

貴方の、ジャーナリストとしての見識と良心に従った続報を期待しています。
なお、このメールは、私のブログで公開します。


(了)

→【裁判ではタイヤ痕はどのように認識されていたのか?】
 
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